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知っ得税金ミニ知識
税について、知っていると得するミニ知識をご紹介します。日々の生活にお役立てください。
電子申告の準備
概要
最近ではなんでもインターネットでできる時代になり、色々な申し込みや銀行振り込みまでインターネットでできてしまいますが税金の世界でもe-Taxというインターネットで国税に関する申告や納税、申請・届出などの手続ができるシステムがあります。e-Taxを使えば紙の確定申告書を作成して税務署に持って行かなくてもパソコンから申告等をすることができます。ただ、e-Taxをするにあたっては始めに様々な準備が必要です。
電子申告の準備
電子申告をするには、以下が必要になります。
①パソコン
e-Taxをするために必要で、国税庁が発表している推奨環境がありますが、それほど高性能なパソコンでなくても大丈夫です。
②電子証明書
e-Taxで申告をする場合、インターネットで提出している途中で不正に改ざんされてしまうと大変ですので、データの作成者が誰か、また、送信されたデータが改ざんされていないことを証明するために電子証明書というものが必要になります。
電子証明書には様々な機関が発行しているものがありますが、わかりやすい例ではマイナンバーカードがあればe-Taxをすることができます。
③ICカードリーダー
②電子証明書がICカードに組み込まれている場合は必要になります。マイナンバーカードを使う場合は、パソコンにICカードリーダーをつないでマイナンバーカードを差し込みます。
④パソコンの設定
e-Taxをするにあたってはパソコンの設定をする必要があります。個別に自分で設定する場合は複雑ですが、国税庁から必要な設定を一括で行ってくれる「事前準備セットアップファイル」が公表されていますので、これを使えば自分で設定する必要はありません。
⑤税務署への届出
e-Taxをするにあたっては、国税庁に自分の情報を登録(開始届出書を提出)する必要があり、登録ができると「利用者識別番号」が発行されます。登録は国税庁のサイトから無料で行うことができます。
まとめ
e-Taxをするには色々準備が必要ですが、最初の準備ができればその後は手軽に申告書の提出ができます。それほど費用をかけずに行うことができますので検討してみてはいかがでしょうか。
文責・西原健二
監修・松岡敏行