企業版ふるさと納税で「被災地支援」と「賢い節税」を両立する方法!!
みなさん、こんにちは!いつもブログをご覧いただきありがとうございます。新人のSです。
本日は、経営者のみなさまから「気にはなっているけれど、イマイチ仕組みがわからない…」とご相談いただくことも多い「企業版ふるさと納税(地方創生応援税制)」についてお話ししようと思います!
現在熊本では、震災や豪雨災害からの復旧・復興に向けた取り組みが今も続いています。「被災地や地方の力になりたい」とお考えの経営者様も多いのではないでしょうか。
企業版ふるさと納税を活用すれば、自社の意思で納付先を選び、熊本などの被災地支援へダイレクトに資金を回すことができます。
なお、この制度の計算ルールや減税効果は、熊本県に限らず全国どの自治体へ寄付する場合でも全く同じです(※自社が本社を置く自治体への寄付を除く)。
そこで今回は、どの会社でも使える「一番お得な寄付額が一発でわかる計算式の内訳」と具体例を、分かりやすく解説していきます!
①なぜ「実質1割負担(9割軽減)」になるのか?
企業のふるさと納税には返礼品がない代わり、非常に強力な減税制度が用意されています。「2つの減税効果」がダブルで効くのが特徴です。
- 経費効果(約3割減税):寄付した金額の全額が経費(損金)扱いになり、その分法人税等が安くなる
- 税金直接カット(最大6割減税):納める税金から直接差し引かれる(税額控除)
この2つを合わせると最大で寄付額の約9割が軽減され、会社の実質負担はわずか約1割(100万円寄付しても実質10万円の負担)で済みます。
②一発計算公式と「なぜその数字になるのか」の内訳
実質1割負担(9割軽減)で寄付できる「一番お得な上限額」は、以下の公式で一発で計算できます。
【一発計算公式】
「今期の利益(課税所得)」 約4%
(または 「本来納める法人税等の合計」 約8.5%)
一発計算の内訳(なぜ「利益の4%」「税金の8.5%」なのか?)
「なぜ利益の4%でピッタリになるの?」という疑問の背景には、次の3つの数字の組み合わせがあります。
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① 会社の税金は「利益の約33%(約3割)」
一般的な中小企業の場合、法人税・住民税・事業税を合わせると、利益の約33%を税金として納めます。
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② 制度で決められた減税の上限は「税金全体の約8.5%」
企業版ふるさと納税で税金を直接カットできる上限は、法律で「住民税の20%」「事業税の20%」「法人税の5%」と決まっています。これを税金全体に対する割合に直すと、納める税金合計の約8.5%分になります。
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③ 2つを掛け合わせると「利益の約3%〜4%」になる
「利益の33%(税金)」 「8.5%(減税上限)」 = 「利益の約2.8%」
ここに「寄付自体を経費に落としたことで税金が下がる効果(相乗効果)」を加算して方程式を解くと、最終的に「利益の約4%」という数字が導き出されます。
③【ひと目でわかる】利益規模別の寄付上限一覧
「利益の約4%」の公式にあてはめた、利益規模ごとの上限目安と実質負担額です。
| 会社の利益規模 | 本来納める税金概算 | 一番お得な寄付上限(利益の約4%) | トータル減税額(約9割) | 会社の実質負担(約1割) |
| 利益 1,000万円 | 約330万円 | 約40万円 | 約36万円 | 約4万円 |
| 利益 3,000万円 | 約990万円 | 約120万円 | 約108万円 | 約12万円 |
| 利益 5,000万円 | 約1,650万円 | 約200万円 | 約180万円 | 約20万円 |
| 利益 1億円 | 約3,300万円 | 約400万円 | 約360万円 | 約40万円 |
上限枠の中であれば、利益の規模に関わらず「寄付額の約9割が税金から浮き、実質1割負担で応援できる」というルールは一律で適用されます。
④上限を超えて寄付するとどうなる?
「利益5,000万円(上限約200万円)だけど、熊本に500万円や1,000万円寄付したい」という場合は以下のようになります。
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上限までの金額(200万円分):9割軽減(実質1割負担)が適用
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上限を超えた金額(超えた分):直接カットの6割は付きませんが、全額が経費(損金)になるため約3割の減税は適用
上限を超えたからといって損をするわけではなく、「納める税金額そのものをガツンと減らす効果」は高まります。
- 手元資金の効率重視 上限枠(利益の約4%)ピッタリで寄付(実質1割負担)
- 税金額の大幅カット・社会貢献重視 上限オーバーでまとまった額を寄付
まとめ:決算前に顧問税理士へ相談を!
企業版ふるさと納税は、熊本県をはじめ全国の自治体で利用できる有意義な制度です。単なる節税にとどまらず、「自社が納める税金の使い道を自分たちで決める」ことができる素晴らしい仕組みでもあります。
閲覧いただきありがとうございました。
