令和2年度(第70回)税理士試験消費税法の出題予想(簡易課税を中心に)

こんにちは。松岡会計事務所のOです。
前回に引き続き、消費税法の出題予想をしたいと思います。
今年の計算問題、簡易課税は必ず出題される様な気配がするので簡易課税について書いていきます。
①コンビニでの資産の譲渡は消費者への販売 → 第二種
ややこしいのがイートインスペースでの食事や税率はどうなるのか
→ イートインスペースは外食のように飲食設備があるため、第四種かと思われますがレジにおける精算段階では消費者に対する販売として第二種となります。
また税率はイートインスペースで食事する場合は10%です。
ちなみにコンビニ等で購入する新聞は定期購読契約をしていないため10%です。
なお、電子新聞は契約しているから8%と思いきや、電気通信利用役務の提供に該当するため10%です。
②飲食店の売上に関しては提供する商品によって区分が異なります。
【飲食設備あり】
・店での飲食…第四種(10%)
・製造してものを持帰り…第三種(8%)
・仕入れたものを持帰り…第二種(8%)
・出前…第四種(8%)
【飲食設備なし】
・ピザ屋さん等の飲食設備のない店が行う配達、持帰り…第三種(8%)
上記のような論点は、本試験ではいろんなパターンの出題が考えられるのでどんな問題がでてきても確実に対応できるようにしておきたいと思います。
本試験までのあと40日間ほど、しっかり頑張っていきましょう。