ケアレスミスに苦しもう

こんにちは。
好きな洋楽はエアロスミスの「ミスアシング」。松岡会計事務所のFです。
今年の税理士試験も本試験まで10日を切りました。
今年はお盆明けの試験のため、お盆休みも勉強に費やす受験生が多いかと思います。
この時期になると気になってくることの一つに『ケアレスミス』があります。
・電卓の打ち間違い
・電卓から答案用紙への転記ミス
・答案用紙の記入欄間違い
・単位の「円」「千円」「万円」の読み間違い
・自分で書いた「0と6・1と7」など読み間違い
など・・・
答練を何度も解いていると、理解の進む論点は増えていきます。
自信もついてきます。
ただし、それに伴いケアレスミスは、(私がそうだったのですが)採点の時に注意が薄くなりがちです。
「電卓からの転記ミスで、24,515,339円を、24,515,399円と間違えてしまったけど、論点そのものの理解はできてるからOK」
と無意識に頭でスルーしてしまうのです。
ただしです。
ただし、このようなケアレスミスは本試験では許されません。(難易度の高い問題は除きますが)
なぜなら、難易度が高くて解けない失点と、単純なケアレスミスによる失点では、その1点には天と地の差があるからです。
税理士試験は、解ける問題をいかにミスせず得点するかが勝負です。
ではケアレスミスをなくす(減らす)にはどうすればいいか?
やっぱり、「解いた問題をちゃんと振り返って見直す」ことだと思います。
写真は、4年前(消費税法の受験時)の直前期に解いていた答練。
課税期間の納税義務判定で電卓ミスをしています。
解き終わってから、「納税義務判定は問題なくできた」と感じていましたが、いざ採点するとこういったケアレスミスに気付きます。
このケアレスミスに気づいてから、私はかなり苦しみました。
本試験一週間くらい前のミスだったからです。
ただ、しっかり採点で答練の問題を振り返ることにより、より一層、解答時に対する注意力はつきました。
(この年は無事に消費税法に合格できました)
本試験後の自己採点でも、「あそこは迷わずできたし問題ないな」という箇所ほどケアレスミスには注意してください。
本試験もあと数日に迫ってきましたが、答練をしっかり振り返って見直し、ケアレスミスに苦しんでください。
その苦しみがケアレスミスの軽減につながります。