三種の神器って贈与税や相続税が課税されるの?
三種の神器は非課税です
天皇陛下が先祖代々受け継いできた「三種の神器」って相続税が課税されるのでしょうか?
もちろん、課税されません。
いくらかわからないですもんね……、ではなくて、ちゃんと相続税法の非課税規定に「三種の神器」は非課税!って書いてあるので課税されません。
では、今回上皇様が生前退位され、天皇陛下が「生前に」三種の神器を引き継ぎましたが、贈与税は課税されないの?
……実は贈与税にはそのような規定はありませんでした。そこで、急きょ皇室典範特別法に「贈与税も非課税」と盛り込み、贈与税も非課税となったのです。
ここで、皆さん「そもそも天皇陛下って相続税払うの?」って思われるかもしれませんが、実は払っています。
昭和天皇崩御の際、現上皇様は4億円超の相続税をお支払いになられたのこと。
4億円って少なくない?皇居は?って思われた方もいるかもしれませんが、皇居は国のもので、実は天皇陛下は「仮住まい」なんです。海外の要人からもらった品々もほとんどを国に寄与されているので、相続税4億円超なのですね。
このように皇族も税金を払うなんて、日本って本当に民主的な国ですね。
これからもこのコラムでは皆さんにとって身近な(?)税金話を綴っていきたいと思います。