年末が近づくと一年を振り返ったり、来年のことを考えたりする機会が増えてくる方も多いのではないでしょうか。
年末は家族で集まる機会も多く、相続について考えるきっかけが生まれやすい時期でもあります。
相続は「まだ先の話」「うちは関係ない」と思われがちですが、いざというときに慌てないためにも、年末という区切りのタイミングに家族と一緒に相続のことを一度整理してみませんか?
今回のブログでは、相続について考える際に確認しておきたいポイントをいくつかご紹介します。
【どんな財産を確認すれば良い?】
相続について考えるとき、最初に行いたいのが財産の把握です。
現預金や不動産だけでなく、次のような財産も相続の対象になります。
・有価証券(株式や投資信託など)
・生命保険
・名義預金、タンス預金
名義預金については、以前のブログをご覧ください。
https://matsuoka-kaikei.com/souzoku/blog/1768/
・貸付金や未収金
・会員権(ゴルフやリゾートクラブなど)
・贈与した財産のうち一定の条件を満たすもの(生前贈与加算)
だいたい分かっているつもりでも、実際に整理してみると思っていた内容と違っていたというケースも...
一度財産を”棚卸し”してみることが、相続対策の第一歩となります。
【誰が相続人になる?】
次に確認しておきたいのが、誰が相続人になるのかという点です。
・配偶者や子の有無
・代襲相続となる場合
・相続放棄があった場合
・兄弟姉妹が相続人になる場合
などによって相続関係は大きく変わります。
この人が相続人になるはず!と思っていても実は違うかもしれません。
家族関係と相続人を整理しておくことは、将来のトラブル防止にもつながります。
また、法定相続人の数は、生命保険金・死亡退職金の非課税枠の金額や、基礎控除の金額にも影響を及ぼすため、正確に把握しておきましょう。
誰が相続人となるのかは、以前のブログをご覧ください。
https://matsuoka-kaikei.com/souzoku/blog/1340/
【相続税はかかる?かからない?】
相続税について、「うちはかからないと思う」という声をよく耳にします。
しかし、相続税がかかるかどうかは、財産の内容や評価方法によって異なります。
特に不動産がある場合には、評価方法や特例の適用可否によって相続税額が大きく変わることもあります。
また、相続税は0円でも相続税申告は必要というケースも少なくありません。
財産を整理し、相続税がかかる可能性があるのかを確認しておくと安心です。
以前のブログもぜひご覧ください。
https://matsuoka-kaikei.com/souzoku/blog/434/
【遺言書は必要?まだ早い?】
遺言書については、「まだ元気だから必要ない」と考える方も多いのではないでしょうか。
しかし、遺言書を書くためには意思能力が必要になります。
いくら元気でも、認知症などが進んでしまい意思能力がない方は、遺言書を書くことはできません。
また、遺言書があるかどうかで相続手続きの進み方や相続人同士の話し合いが大きく変わります。
すぐに作成しなくても、どのように財産を残したいかを考えるだけで十分な準備になります。
このタイミングで遺言について一度考えてみるのも良いでしょう。
【相続の相談はいつすればいい?】
相続について調べ始めると、「何から手をつければいいのか分からない」と感じるかもしれません。
すべてを決めてから相談する必要はなく、情報が整理できていない段階で一度専門家に相談してみることも、今後を考えるうえで有効な選択肢の一つです。
【最後に】
あらかじめ財産や相続人を知っておくことで、将来かかる相続税額を把握できます。
また、現状の財産や相続税額を把握したからこそ出来る相続税対策もあります。
2026年に向けて安心して新しい一年を迎えるためにも、この年末に家族で「財産」「相続人」「相続税」「遺言」について一度立ち止まって考えてみてはいかがでしょうか。
本年も相続ブログをご覧いただきありがとうございました。
来年もどうぞよろしくおねがいいたします。



