税理士受験生ついに就職!? 受験専念勢が就職して感じた実務との差!
初めまして!10月に入社致しました新人のHと申します!
今日は税理士受験生(専念)と税理士受験生(実務に携わる今)との差について、お話しできたらと思います
まず簡単に私の自己紹介をさせていただきます!
私は高校を卒業後、税理士コースのある専門学校に入学し、3年半(初めの1年は税理士試験受験資格を得るための期間)勉強に専念してきました。今年は消費税法と法人税法を受験し、結果待ちの状況です。
1.勉強に充てられる時間の差
専門学校では朝9時から夜7時(+居残り勉強1,2時間)で、だいたい夜の8時、9時頃まで勉強をしていました。(コロナ禍においては授業時間の短縮もありましたが.....)
これに対し現在は朝8時に出社し、夜6時には退社しているので、帰宅後2時間(過去問1回分)ほどの勉強時間になっています。
やはり専念していたころより、勉強時間の確保は難しいと身にしみて実感しています。さぼりがちな自分を自制しなければならないという意味でも...
これだけを言いますと、勉強に専念していたほうがいいのではないか?と思われるかもしれませんし、実際わたし自身も勉強時間の面だけで言うならば、専門学校に通っていた時のほうが集中できていたと思います。
しかし、机に向かい勉強だけをしてきた今までと、実務に携わり実際の事例を教えていただいている今とでは、理解度に差があるとおもっています
2.環境、成長速度の差
松岡会計事務所では、毎朝の朝礼で勉強会を行っており、損害賠償請求を受けた事例とその理由及び対策の解説などをベテランの先輩方が教えてくださり、新人の勉強会もあるので、実践的に税務について学ぶことができています
また、色々な会社の会計処理や決算書を実際に自分の目でみることで、勉強に専念していた頃には実感の湧かなかった税理士という仕事を、自分の将来として確実なイメージを持つことができ、責任感を感じるとともに、ますます税法に詳しくなりたいという気持ちが増したように感じます。勉強することへのモチベーションは確実に上がりました!
3.学習内容と実務で必要となる知識の差
ただ、実務では受験勉強で得た知識だけでは賄えないことのほうが多く、また勉強したことがなく知識が全くない科目(私の場合は所得税法)の知識が必要になることがあり、日々壁にぶち当たっています....。
法人税法の知識はもちろん、個人の給料計算や年末調整、確定申告を行うため所得税法の知識は必ず必要となり、また、代表者等が亡くなった場合には相続申告を組むため相続税法の知識も必要となります。。。税法科目同士の関連性についても注意する必要もあります!!
受験科目として選択した科目と実務で必要となる科目では、学習範囲に差が、、、
ただ、一日中勉強だけをしてきたこれまでと、実践的に自分の知識を使うことのできる今とでは、税理士の魅力とその楽しさは全く違うものだと思い、実際に働いているこの環境がとてもありがたいことであると感じでいます!
これからもたくさんの知識をつけ、早く一人前になれるよう努力していく所存です!!
税理士受験生の皆さん!一緒に頑張りましょう