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税理士試験受験生の奮闘記

2021.11.19

税理士試験受験生の奮闘記

税理士試験を諦めようとした瞬間 〜合格発表まであとひと月〜

こんにちは、松岡会計事務所のFです。

8月の税理士試験からも時間が経ち、合格発表までもうひと月を切りました。

受験生時代この時期になるとソワソワしてた頃を思い出します。


5年前のことです。
28歳を目前に控えた秋です。
(その時点での合格科目は財務諸表論と所得税法の2科目です。)

その年は簿記論と消費税法を受験していました。

簿記論に関しては、連年での受験ではありませんが5回目の受験でした。
専門学校での講座申し込みはせず、大原の市販問題集を何度も繰り返して本試験にのぞみました。
ただ、消費税法の受験に集中したく、試験2週間前からはほぼ簿記論の勉強はせずの受験でした。

消費税法に関しても、5回目の受験でした。
過去の不合格を受けて、この年は例年以上に勉強し、「これで落ちたら諦める」というくらいの心持ちでした。

試験後の手応えでいうと、簿記論はボーダーを少し下回っていて、消費税法はボーダーを少し上回っているような感じでした。
というものの、消費税の計算では、専門学校によって、仕入税額控除で全額控除(課税売上割合95%以上!)の別解もあり、不安要素は消えませんでした。
(当時の答練や過去問では、課税売上割合95%未満(按分計算が必要)の問題しか想定されておらず、この別解を見たときはたまげた覚えがあります)

 


試験後自己採点を終え、なんとも言えない気持ちでしたが、日常に戻り仕事などしていくと、試験結果のことも気持ちが薄れてきます。急に現実を深く考えるようになります。

しかし合格発表の1か月前くらいになると急に不安に襲われます。


24歳からこの業界に飛び込み、試験勉強と実務の仕事をしながらなんとか生きてきたけど、過去7回も受験して合格は2科目…

人生は有限。このまま受験を続けて結局合格できなかったらどうしようか。
自分の人生の充実の優先順位を考えたとき、
「今年も不合格だったら、税理士試験は諦めようか・・・」
とふと瞬間的に思いました。

そんな気持ちで迎えた合格発表日。
蓋を開けると、簿記論と消費税法の2科目合格でした。

これで4科目合格し、あと1科目。
振り返ると、このあと1科目にも苦戦し3年掛かりました。
残り1科目になると、合格が一気に近く感じるのでそこから諦めようという気持ちはなくなりました。


「諦めることは簡単」ということをよく耳にしますが本当にそうでしょうか。

もし、当時の結果が不合格で、私が税理士試験を諦めていたらどんな人生を送っていたかは分かりません。
良い悪いに関係なく、いまとは全然違う人生を送っていたかもしれません。

最後は小林秀雄さんの有名な言葉で締めましょう。

* * * * *

人は様々な可能性を抱いてこの世に生れて来る。

彼は哲学者にもなれたろう、軍人にもなれたろう、小説家にもなれたろう、然し彼は彼以外のものにはなれなかった。

これは驚く可き事実である。

* * * * *

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