高額医療費限度額申請で92万円が93%オフに?!
こんにちは。
松岡会計のKIと申します。(ほかの投稿者の人とイニシャルかぶったので変えました)
私事ではありますが…
先日入院・手術で2週間ほどお休みをいただいておりました。
実は5月の健康診断で腫瘍が見つかっており、
良性でしたがほっておくとやばーいことになると言われたので
悪いところを切除手術をすることになりました。(PCR検査は二度とやりたくない…)
特筆するような自覚症状もなかったのですが、病院でも「このタイミングで見つけられてラッキー」だったそうで、比較的簡単な手術で済みました。
術後の経過も気になるところですが、やはり気になるのは入院中にかかった費用です。
退院後、請求書を確認したら…
その額、な、な、なんと920,000円!(本当に目玉飛び出そうになった)
しかし、65,000円で済みました。
なぜ高額な医療費がこの金額で済んだかというと
「高額療養費の限度額申請」を利用していたからです。
「高額療養費制度(こうがくいりょうひせいど)」とは
医療費の家計負担が重くならないよう、医療機関や薬局の窓口で支払う医療費が1か月で上限額を超えた場合、その超えた額を支給する制度のことです。
上限額は、年齢や所得に応じて定められています。
医療費が高額になっても、負担金額を超えることはありません(この時点ですごい)
そして…今回自身が利用した「限度額適用認定(げんどがくてきようにんてい)」を申請しておけば、さらに医療費の負担額が安くなるのです!(す、すごい!)
つまり…どんなに医療費が高くても限度額までしか負担が発生しない上、
限度額申請をしておけば負担額が家賃一か月分くらいで済むということです。
(病院食、差額ベッド代などは実費になります。)
社会保障てすごい!となったのは言うまでもありません。
(ちなみにがんの治療薬であるオプジーボは15万円、重粒子線治療は314万円だそうです。)
自身が加入している健康保険組合のホームページにアクセスすれば、申請書を入手できるので
必要事項を記入して郵送します。
郵送先は、健康保険証のに記載してある事務所の所在地になります。
協会けんぽ組合であれば、PDFを使って入力し印刷できるものもあるのでおすすめです。(名前は直筆サインがいるけども)
https://www.kyoukaikenpo.or.jp/g3/sb3020/r151/
【高額療養費限度額申請の流れ】(自身の場合)
高額医療費の限度額申請書を作成し、事務所に送る(約一週間くらいで届きます)
↓
書類が届く
↓
入院当日、手続きの際に提出する
↓
入院・手術
↓
退院 費用が少なくて済む
という流れでした。
もちろん後からでも申請は出来るのですが(急な入院もあるしね)
今回の自身のケースのように手術までに時間がある人は
先に申請しておく方がおすすめです。
退院しておしまい。ということもありますし、何より退院時の負担が少なく済むからだそうです。
(確かに92万が65000円で済むのはありがたかった。)
もちろん通院でかかった医療費にも対応していますが、月をさかのぼっての申請は出来ません。
(ex:10月に書類提出→9月から適用は不可)
月末に入院して、翌月月初に退院という方は注意が必要です。
何事にも言えることですが、余裕をもって申請書を作成しましょう
(1回の申請で最大1年間有効です)
手術を伴うような入院はまず費用が高額となりますので、入院の準備の一つとして、限度額適用認定証の申請も加えておくのがベストです。
(病院の規模にもよるけど、入院することになったら面談が必要になるのでその時に看護師さんが説明してくれるよ)
ちなみに、高度高額医療費制度が適用後支払が発生した分の費用は医療費控除が出来ますので、
確定申告期間中に忘れずに申告しましょう。