暗黒の就職活動時代(大学・税理士事務所)

こんにちは、松岡会計事務所のFです。
松岡会計では採用活動にも力を入れており、年間を通じて新卒・中途の募集を行っています。
私も合同説明会や面接に参加することがあります。
私自身は、大学4年生の時に税理士事務所へ就職をすることを決めました。
(日商簿記2級の合格から、税理士試験の簿財にチャレンジしていたこともあり)
当時は、地元での就職を希望していましたが、岡山県の田舎ということもあり、ハローワーク求人はおろか、税理士事務所のホームページすらありませんでした。
そのため、地元の税理士事務所への就職を目指し、実家にあるタウンページの「税理士事務所」に記載がある事務所に片っ端から電話をかけました。
「すいませんが、御社では現在採用活動をされていますか?」
ダメ元での電話でしたが、5件目の事務所から「面接やってみる?」と誘いを受けました。
大学4年生8月の夏休みにその事務所の面接へ行き、内定をいただきました。
大学卒業前の年明け1月から試用期間も兼ねてアルバイトとして勤務を開始しました。
ただ、税理士試験の簿記論・財務諸表論の受験経験があるくらいで、税理士事務所がどんな仕事をしているか全くわかりませんでした。
1月ということで年末調整業務に触れましたが、意味が全然わかりませんでした。
所得税の確定申告についても知識不足で、所長先生から
「Fくん、これ確定申告時期までに読んで、マスターしといてな」
と、タウンページよりもはるかに分厚い確定申告書の手引きを渡されました。(いやいやこの量をこの短期間にマスターは無理でしょ・・・)
結局その職場では、自分のコミュニケーション能力の無さ・協調性の無さ・知識の無さから3月になる前に退職しました。
もともと、採用活動をしていない事務所ということもあり、懇切丁寧に仕事を教えてもらえる、という考えが甘かったのかも知れません。
大学時代もアルバイト経験が少なかったので私自身の社会人としての基礎もなってませんでした。
ただ、やっぱりこの体験は悔しかったです。
大学卒業後は税理士試験の受験勉強に注力するため、2〜3年はフリーターとして生きることを決めました。
年末調整や確定申告がわからなかったのも悔しく、税理士試験では法人税法でなく所得税法を選択しました(3年後、無事に合格)。
その後の20代については長くなるので割愛します。。。
そんな大学4年生の就職活動からもう10年が経とうとしています。
勉強も仕事も全然できなかったですが、諦めずに続けていくと、少しずついろいろわかってきました。
もちろんまだまだこれからも自己研鑽は必要ですが、当時より少しはマシになったかなと思います。
現在、就職活動中の大学生や、税理士事務所勤務者で自分の力を発揮できていないんじゃないかという人がいれば、
「環境を変える勇気と、日々の少しずつの努力があれば、それはやっぱり報われます」
とお伝えしたいです。僭越ながら。
話は変わりますが、 税理士法人松岡会計事務所では、
今月の10月24日(土)に「Re就活 大就職博(大阪会場)」に参加します。
あなたのご参加を心からお待ちしております。