全経簿記上級で税理士試験の受験資格が得られます!

こんにちは! 松岡会計のOです。
大阪府でも10月1日から緊急事態宣言が解除されることになりましたね。
ただ、飲食店や商業施設の営業自体は、段階的に緩和していくとの方針なので、まだ完全に元通りとはいかないようです。。。
さて、簿記の検定試験と言えば日商簿記が有名ですが、「全経簿記」をご存知でしょうか。
全経簿記とは、全国経理教育協会が主催している検定試験です。
(ちなみに、日商簿記は日本商工会議所が主催です。)
税理士試験受験生であればご存知の方も多いと思いますが、実は、全経上級に合格すると税理士試験の受験資格を得ることができるのです!
税理士試験を受験希望の方で、受験資格を得るために日商1級の勉強をされている方がいらっしゃるかと思いますが、個人的には全経上級も併せて受験されることをお勧めします!
私の経験も含めて、その根拠をお伝えしたいと思います。
(1)出題範囲
日商1級と全経上級は、出題範囲はほぼ同じですので、日商1級を学習されている方は一から学習し直さなくても、問題形式に慣れれば、全経上級の試験にも十分対応できると思います。
そのため、全経上級も受験することで、税理士試験の受験資格を得るためのチャンスが増える事になります!
(2)全経上級の問題の特徴
日商1級と全経上級の科目は同じ【商業簿記・会計学・工業簿記・原価計算の4科目】です。
ただし、全経上級では、日商1級に比べて理論問題を重視する傾向にあります。
ご存知の通り、税理士試験「財務諸表論」では、約50%は理論問題が出題されますが、全経上級で理論の学習をしっかりやっておけば、財務諸表論の学習がスムーズに進められると思います。
私自身も、全経上級を学習したことがありますが、その時に覚えた知識が、財務諸表論の学習に非常に役立ちました!
全経簿記は、日商簿記に比べたら知名度は低いですが、資格試験の合格により税理士試験の受験資格の獲得を目指されている方は、受験してみてはいかがでしょうか。
興味のある方は、試験の実施要項、合格率など、一度ホームページ等で確認してみてください!