過去問題との向き合い方・森のくまさん
こんにちは。
好きな童謡は「森のくまさん」、松岡会計のFです。
令和2年度(第70回)税理士試験までひと月を切りましたね。
今年の本試験は、8月18日からと、例年より遅めですが自分の過去の受験を振り返ってみると、平成27年(2015年)も8月18日からのスタートでした。(このときの理由はなぜだったんだろう…)
逆に、平成24年(2012年)は7月31日からのスタートという早さでした。(この理由もなぜ…)
さて、この時期になると多くの受験生は答練をひたすら解き基本テキストに返る、そして理論暗記を本試験のピークに持っていく、
という作業が中心かと思います。
「試合当日までストイックに減量しているボクサー」といっても大袈裟な例えではないと感じます(笑)
そのなかで、個人的に大切と思うのが「時間の許す限り過去問にも触れる」ということです。
税理士試験の本試験は、受験科目にもよりますが、専門学校の答練では味わえない独特の雰囲気を放っています。
本試験には受験生が解けない問題や、試験終了後も模範回答が不明な論点の問題が多々出題されます。
そしてこういった問題に手をつけてしまい、いたずらに時間を消費してしまい不合格、というケースも少なくありません。(過去の自分)
試験が終わり、振り返ってみると
「なんであんな時間の使い方をしたんだ?!」
「分かってたのに何故あの資料に気づかなかったんだろう…」
なんて思うことがよくあります。
そういった独特な雰囲気に慣れるためにも、過去問に触れ本試験問題に身体を慣らしておく、ということが重要だと思うのです。
受験生のみんなが解けない問題には手をつけるべきではありません。
「森のくまさん」に登場するくまさんは「お嬢さん、お逃げなさい」と言ってくれます。
税理士試験の本試験問題は、「受験生、お逃げなさい」と語りかけてくれません。
逃げるかどうかを自分で判断する必要があるのです。
例えば、私が初めて税理士受験した簿記論の第59回の試験問題。
第一問の問題から「リース取引の貸手側」についての出題でした。
そして次の問題は「外貨建転換社債型新株予約権付社債」という聴き慣れない言葉。
「外貨建ての論点まで絡んでるし・・・」
「この回の税理士試験終わった・・・」と思いました。(案の定、結果はC判定で不合格)
ただこの回の専門学校の模範回答を確認してみると、この第一問の合格ボーダーは
なんと、、、8点(25点中の8点)。
そうです、第一問から難易度の高い問題があり、その問題に時間を使い過ぎたのです。
いきなり問題を解き始めるのでなく、第二問や第三問もしっかり読み込んで、「確実に解ける問題・解けそうな問題」を見極める必要があったのです。
初めから逃げることを意識していれば、取捨選択により8点の得点はできたかもしれません。(もしくは第二問・第三問でリカバリー出来ていたかもしれない)
このような失敗への対策のためにも、過去問に触れておく、ということが大切だと考えます。
受験生 お待ちなさい♪
ちょっと 送りもの♪
茶色い 封筒の〜♪
ごうかく れいぜろに〜♪(合格令02)