新しい税金の作られ方
はじめまして、新人のNです。
税務の勉強をしていると、税制や税法の複雑な仕組みを作るのは大変そうだなと感じました。税金に限らずどの法律や条例などにも言えることかもしれませんが。
今回は国が新しく税金を作ったり、今の税制を変えたりするときはどのような流れで行われているのかを紹介します。
はじめに、税制の改正や新税の検討は1年かけて行われます。
8月:各省庁(経済産業省や金融庁など)から税制改正要望(税金に関して、目的・理由などの説明がされた要望)というものが与党の税制調査会に提出されます。
12月:提出された要望のうち、与党税制調査会からOKを出されたものが税制改正大綱という文書にまとめられ発表されます。ここで改正案に対する国民の反発や景気への影響などが検討されます。
1〜3月:税制改正大綱をもとに財務省と総務省が法案を作成し、内閣で閣議決定します。その後国会で審議されます。ここで可決されれば改正成立です。
その後法律として公布され施行されます。
新しい税金を作るのも改正を行うことも基本的には同じ流れですが、税を新設するとなれば世間からの批判も大きいため、より慎重に検討されます。
また、様々なシステムの整備のためにも可決から施行まで数年空けることになります。
2024年に徴収が開始された森林環境税は、2017年8月に要望が出されたもので、議論自体はそれ以前から行われていました。
それほど簡単には新しく税金を作ることはできないということです。
