クレジットカードでの税金納付
概要
所得税や法人税、相続税等、国に対する税金の支払い方法には、現金で納付する方法、金融機関の口座から振替納税する方法、電子納税する方法等がありますが、平成29年1月4日からはクレジットカードでも税金を納付することができるようになりました。
クレジットカード納付の内容
クレジットカードでの国税の納付は、一部の印紙税を除き、すべての税金に関する納付を24時間行うことができます。なお、附帯税(加算税、延滞税等)の納付も可能です。
利用可能額は1度の手続につき1,000万円未満ですが、納付手続を複数回行うことで1,000万円以上の税金も納付することができます。(お持ちのクレジットカードの決済可能限度額にはご注意ください。)
納付する際は、パソコン、スマートフォン及びタブレット端末からクレジットカード納付の専用サイト「国税クレジットカードお支払サイト」にアクセスし、名前や住所、納付内容、クレジットカード情報等を入力します。
納付時の注意事項
クレジットカードの納付にあたっては、以下の注意点があります。
- 納付税額に応じた決済手数料がかかります。(1万円までは82円、以後1万円を超えるごとに82円)
- 領収証書は発行されません。
- クレジットカードでの納付手続きが完了すると、その納付手続きの取り消しや納税の猶予等を受けることはできなくなります。
- 地方税(固定資産税や自動車税等)についてもクレジットカード納付に対応している都道府県、市町村がありますが、その対応状況や取扱い内容についてはそれぞれ異なりますので、お住まいの地方公共団体にお問い合わせください。
まとめ
クレジットカードが普及し、税金の支払いについてもネットショッピングと同じような手続きで手軽に納付できるようになりました。
決済手数料はかかりますが、クレジットカードには決済額に応じたポイント還元等のサービスがついているものも多いので、うまく使えば現金よりもお得に税金を納付することができるかもしれません。